あれは数年前の雪が残る2月か3月だったように思う。
札幌の中心部からやや外れたところにある居酒屋に友人たちと訪れた。
本当は別の居酒屋に行く予定だったが、手違いがあり「まぁここでいいか」と入ったお店。
ビールやレモンサワーといった普段飲み慣れているものではないものを頼もうという謎のノリ。
私が頼んだのは、〜〜〜というお酒。(値段が安かったから)
「すみません、あいにく品切れで。同じ値段でこちらをお出ししますがよろしいですか?」
私は特に銘柄も見ることなく「お願いしま〜す!」と陽気に言っていた。
ワイングラスに注がれて出てきた一杯が私を日本酒の虜にさせた。
慌てて店員さんにお酒の銘柄を聞く。
「これは北海道のお酒ですよ。上川大雪。新しい酒蔵さんです」
まさに飲まさる酒。北海道の奇跡。
ここの酒蔵のお酒は全て美味しい。
その中でも私は特別純米(生)吟風これが一番だと思っている。
もしかしたら、このお酒との出会いのインパクトも加味されているかもしれないが、やっぱりこのお酒を飲むのが一番心躍る。
生酒だからもちろんフレッシュ。微発泡。いや美発泡。
飲みやすいが、しっかりお米の味も残る。
ぜひ皆さんに飲んでいただきたい。
(飲みすぎてお酒の銘柄を忘れてしまい、次の日友人に教えてもらったのも良い思い出)
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